フリーエネルギーを推進する会レポート

乗りました! 視ました! 聞きました!


近頃にない早起きをし、地下鉄→モノレールと乗り継ぎ、同道スタッフ小国との約束の時間に羽田に着いた。
ここでも晴れ男振りを発揮した私であった。当日の家を出る直前まで、「鹿児島は雨」との予報だったが、曇天でこそあれ、雨は無し。
同道の小国にそれを自慢しながらのアポ会社到着となった。嬉しいことに、いきなり「まず乗ってみて下さい」とて、夢にまで見たその車に乗せられた。
何度もウエブ上で見てはいたが、実物は見るのも初めて、乗るのは勿論はじめてのこととて、すっかり興奮した。けっこうミイーハーの我ら2人。
音、静か! 加速パワー上々! ノッキング、バックファイアーさらに無し! 要するに最高ってことです。
ハンドルを握ってくれたドライバーさん、同乗して下さった取締役の方の説明を聞くまでもなく「これぞ本物!」
いささかの疑念も抱くことのできない資料等を駆使した説明を聞きながらの同乗だった。
試乗が終わった後の社長さんの話がこれまた面白かったが、話の大半は、これまでの苦労話なので、ここでは割愛する。要は、大企業の、こういったベンチャー企業の発明についての、話にならない冷淡さ、また、強欲さに絶えず晒されているということだ。
ただ、ちょっと私なりに不思議だったのは、ほんとうのフリーエネルギー、つまり、水さえも使わない機械の可能性について彼は、歯牙にもかけず「漫画のような話」と斬り捨てたことだった。
ま、そういったことは措くとしても“偉大なる第1歩”であることは間違いないだろう。
生来おおざっぱな私としてはこの程度の報告になってしまったが、より詳細については、一両日中にも小国からレポートが上がってくるので、それをご覧になってもらいたい。
終わりに、こういった事ができるのも、“人材の推薦・情報の提供・募金に応募”の皆さんの絶大なご支援のたまものと、心に刻みつけた上での私の報告である。
 つぎは、小国からの、より詳しいレポートである。

レポートその2

実用化していた「水と水素で走る車」



 推進会に多数寄せられている投書の中で、ひときわフリーエネルギー普及の現実感をもったものがあった。それは一見、一般に走っている自動車となんら変わらず、ナンバーを公認で取得し試験運用されているというのである。この水素自動車の特筆すべきポイントは、圧縮水素だけでなく、水(H2O)を使って、蒸気機関車のごとくピストンを駆動するというものであった。早速我々は取材するべく開発元の(株)水素エネルギー開発研究所の本社オフィスのある鹿児島に飛んだ。鹿児島空港からバスに乗り継ぎ、懐かしい情緒を今も残している路面電車を降りてすぐ、オフィスは見つかった。既存のガソリン車をH.A.W.SYSTEM(TM)によって改良し、実用水素自動車にするのが私たちの発明です。と取締役部長の小園さんは我々に分かりやすく概要を説明すると「百聞は一見にしかずですから。」ということで、少し離れた場所の工場にあるという現車に試乗させて頂けるということになった。我々として、フリーエネルギーというテーマで取材を行なってきて、すでに実用化された現物に触れることがどれだけ重要であるかということを再認識していたので、その申し出は感動的ですらあった。

 本社オフィスから車で15分ほどの自動車工場のような場所に降り立つ。製作中の自動車が他にもあるのか、トヨタのある車種の後部ドア内部に見慣れない機材が銀色に輝くのが見えた。これは実際に製作中のディーゼルエンジンをベースにした水素自動車なのだそうだ。ガソリン車のみならず、ディーゼル車も若干の改良で水素自動車になってしまうのだというから驚きだ。しばらくその車を眺めていると、ワンボックスカーがスルスルと入ってきた。車体横面には大きな文字で「水素自動車 世界初 水素と水が燃料」とカッティングシートが貼ってある大手自動車会社の乗用車だ。



スライドドアが開いて、はじめに降り立ったのが、この技術の発明者でもある渡邊社長だ。渡邊社長は45年ものあいだ、さまざまな批評やときに非難を受けながらもこの水素自動車を研究してきたそうであるが、初対面の我々にも気さくに話されるその姿は印象的であった。ボンネットが開いた。燃料ラインが変更されているからか、ガス管のようなものが目新しいくらいで、他には違いは見当たらない。本来の給油口のハッチは水素ガスのタンクにつながるバルブがある。自家用の水素ステーションのみならず、全国8ヵ所にある水素ガスステーションでの補給も可能となっている。車両後部には水のポリタンクとこれをエンジンに送るためのポンプ。内部には水素ガスを貯蔵する耐圧タンクがみえる。排気口からは淡い白煙がでているが、鼻を直接近づけてみて納得した。まったく臭くないのである。排出ガスは湯気(水蒸気)だ!

 そしてとうとう、スタッフが運転する水素自動車に実際に試乗させていただいた。運転席のまわりに、見慣れないメーターが数個みられるのみで、一般の乗用車となんらかわりがないように見える。加速時にLPGガス車に似たエンジン音がするが、乗り心地はほとんど変わらない。あまりの自然さに拍子抜けしてしまう。それもそのはずで、国土交通省の認定を受けるにあたり、一般自動車の性能認定試験である10・15モード試験を4回連続で通過しているのだそうである。一般の自動車でさえ合格が難しいというくらいの厳しいテストである。「どうですか?これで水素自動車ですよと言わなければ、違いがわからないくらいなので、わざわざ車の横に水素自動車と大きく貼り出しているのです。」そのようにアピールしないと、ガソリン車との違いをわからないくらいにまで調整されているということである。しかし、性能面でも特筆すべきものがある。このH.A.W.SYSTEM(TM)のガソリンエンジンとの最大出力比はなんと150%なのだそうだ。すなわち、水素自動車であって、通常のガソリンエンジンよりもパワーアップしてしまうのだ。通常は耐久性の要件を満たすためにそれ以下(120%)に出力をセーブしているという。それでも車重が2.5トンあるステーションワゴンタイプのもので最高速度は180Km/h、過去のテスト車両においては最高速度210Km/hを記録したというから驚きだ。それでいて低い温度で燃焼するため、通常の乗用車よりも部品は長持ちで、水燃料を使うことによるサビの心配もないという。現在、世界中の大手自動車会社が開発する水素のみを燃料にする水素自動車の出力比は最大でも60%程度だそうなので、その技術力と実用性の差は大きい。この発明に必要なのは、常識にとらわれない視野を持つことだと社長は語る。実際に、この革命的技術を支えるのは従来の内燃機関(エンジン)のガス内燃工学理論だけでなく、理論物理学や蒸気工学の組み合わせであるのだそうだ。取材の中で、プラズマというキーワードが出ることがしばしばあったが、もちろんそのプラズマの理解も不可欠なのである。

 このような革新的な自動車が世の中に普及すると同時に次のような新しい常識をもたらすだろう。このシステムは規模を問わず既存のガソリン・ディーゼルエンジンすべてに適用できるのである!工場において発電用にディーゼルエンジンが使われているところもあり、工場の稼働で副次的に発生する水素をこの発電に応用すると、燃料代ゼロで発電できてしまうことになる。そのように水素を副次的に発生する大規模な工場が国内に80箇所以上あるという。渡邊社長は他に地熱発電の発明も完成しており、これらを組み合わせて、一般家庭に今よりも革新的に安い値段で配電するという事業も視野に入っているそうである。準備さえ整えば、すぐにそのようなエコ発電・給電がスタートする。すなわち、それらはほんの数年以内に実現可能な状態であり、今はまさにエネルギー革命前夜であると言えよう。




以下、(株)水素エネルギー開発研究所HPへのリンク


今なぜ水素エネルギーなのか?
http://www.haw-system.jp/h2_energy.html

HAW SYSTEMとは?
http://www.haw-system.jp/haw.html

株式会社 水素エネルギー開発研究所
http://www.haw-system.jp/index.html


文…小国 健一
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by reportt | 2008-11-27 14:16